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      『 願いと現実 』  5歳



     もうすぐ夏休み。

     これまでの「 お天気調べ 」 を見ながら、

     雨の多さ、おかしな天気だったことを改めて振り返った。

     警報についても


     「 外に出たらいけませんよ っていう合図だよ 」


     と、よく知っている。

     そして


     「 夏休みに雨が多いのはいやだ! おかしい! 」


     言い出す子どもたちだった。





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     ということで、今日は…


     子どもの願いと現実について…




     行事の前の日には、てるてる坊主を作って

     「 あーした 天気に なあれ 」

     と、お願いをする子どもたちです。


     楽しい夏休みも同じで、

     夏休みには雨が降らないてほしいと願っています。


     また、願いだけではなく、

     「 夏休みに雨が多いわけがない 」

     とも思っています。


     夏休みに雨が降っては困るという気持ちが

     言わせたことば。


     そんな願いがこめられたことばですが、

     叶わずに雨が降ったとしても

     子どもは雨の日の遊びを見つけ出して

     晴れの日と変わりなく楽しむことでしょう。


     現在を楽しむことにかけては想像力も創造力も

     うーんと発揮できる子どもたち
です。


     願いと異なる現実を受け入れる力があります。


     「 夏休みに雨が多いのはいやだ! おかしい! 」

     のことばが嘘のようにきっと楽しい夏休みを過ごすでしょう。


     大人は、願い通りにいかない現実を受け入れるのに

     時間がかかり
ます。

     その願いには努力や思い入れがあるからなおさらです。


     現実をすぐに受け入れて現在を楽しむ子どもたちでは

     ありますが、

     まだ 5年と少しの人生経験の子どもたちにとってのその願いは

     大人の願いと同じほどの意味を持ち
ます。


     「 子どもの願いは他愛ないもの 」

     と軽く受け流さずに、

     「 そうだね  夏休みには雨が降らないでほしいね 」

     と、その願いを共有すると同時に、

     すぐさま現実を受け入れて発想を転換する子どもに

     「 こんな楽しい遊び、新発見だね

       これなら雨の日も楽しいね

       きっと喜ぶからお友達にも教えてあげよう 」


     と、豊かな想像力、創造力を褒めてあげたいですね。

     その自信が、子どもの生きる力につながっていきます。





     「 「今」この瞬間を大切に生きる
       それが自分への挑戦であり、明日への道へと続いていく 」


      by  荒川 静香





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